東大発の学生エンジニアサークル『UTokyo Tech Club』始動! ここでしか得られない「リアルな開発体験」とは?

2022年5月から1期生のプロジェクトがスタートしたUTokyo Tech Club(UTTC)。カリキュラム策定やエンジニアコミュニティの醸成に力を入れる代表の桝田拓磨氏と、SheepMedical株式会社 CTOでUTTCにおいてメンターを務める豊島正規氏に、設立の経緯やUTTCの魅力についてお話を伺いました。

◆プロフィール

UTokyo Tech Club 代表
桝田拓磨(ますだ・たくま)氏

東京大学工学部電子情報工学科に進学後、専門であるコンピュータについて学びつつ、2020年4月に同大工学部の支援を受けて200名の学生を巻き込んだ6週間のハッカソンUTokyo Project Sprintを開催。その後、某上場企業のフロントエンド開発、理研やKEKの施設で使用するシステム開発研究、システム開発の会社mutexの立ち上げ(現取締役COO)に携わる。東京大学工学部電子情報工学科卒業。東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻在学中。

SheepMedical株式会社 CTO
豊島正規(とよしま・まさき) 氏

2003年京セラコミュニケーションシステム株式会社入社。WEB広告配信事業の立ち上げに参画しシステム開発をリード。その後、Fringe81株式会社(現Unipos株式会社)にてスマートフォン向けアドネットワークやHR領域のピアボーナスSaaS「Unipos」においてシステムアーキテクトを歴任。
エンジニア組織強化のため種々の施策を講じ、エンジニア組織拡大に貢献。
2021年4月より現職。

 

 

「リアルな開発体験」を提供する貴重な場

――UTTCの概要と、UTTCにおけるお2人の役割についてお聞かせください。

桝田 UTTCは東京大学発のソフトウェアエンジニアのためのサークルです。具体的には、プログラミング未経験の方でも実務レベルのWebアプリケーションやモバイルアプリケーションを開発できるエンジニアを目指せる場を作ることを目的として設立されました。
私は現在UTTCの代表として、カリキュラム策定や運営マネジメント全般を担当しています。

UTokyo Tech Club 代表 桝田拓磨氏

豊島 私は、エンジニアを採用する企業側の立場から、UTTCの学生が社会に出た時に即戦力になれるようなカリキュラムの策定やレビューをお手伝いしています。ミダスキャピタルの別の投資先のCTOやVPoE(Vice President of Engineering:開発部門責任者)にもヒアリングを行い、そのフィードバックをカリキュラムに反映させ、なるべくリアルな現場体験を学生に提供することを心がけています。例えば、プログラミング言語の習得やアプリケーション開発だけでなく、DevOps(デブオプス:開発側と運用側が密に連携して効率・スピード化を図る開発手法)という概念があるように、Ops(IT運用)の観点でUnitTestやCI/CDもカリキュラムに導入することをアドバイスしました。また、学生のキャリア相談にも対応しています。

SheepMedical株式会社 CTO 豊島正規氏

――設立の経緯、並びにご参画の経緯についてお聞かせください。

桝田 UTTCの前身は、「UTokyo Project Sprint」というプログラムです。

UTokyo Project Sprintが開催された2020年4月は、コロナ禍によって大学でもオンライン授業が進み、外出などに対する大幅な規制があったことなどから可処分時間の増えた学生の多い時期でした。そこで、この時間を社会貢献や自身のスキルアップにつなげることはできないかと考え、僕が所属する東京大学工学部電子情報工学科の川原教授にご相談し、未来のエンジニア人材に対して実務レベルの技術を身に着ける場、並びにエンジニア同士が横のつながりを持てる場の提供を目的として、東大生向けに、UTokyo Project Sprint というプログラムを開催しました。

Webアプリケーションやモバイルアプリケーションのアイデアの策定、プロトタイプの製作、そして実際にユーザーに利用していただくところまでを体験できるプログラムで、期間は約6週間。200名以上にご参加いただき、プログラム終了後も継続して実施してほしいと複数の参加者からお声がけをいただいていました。

学生側の課題を企業で活躍中のエンジニアにサポートいただければと考え、エンジニアリングのサークルで企業の方にメンターをしていただくことについて具体的に考えるようになりました。

豊島 元々ミダスキャピタルの投資先企業のCTO、VPoEたちも意見を出しながらMIDAS TECH STUDYという勉強会のようなものを開催しており、これをMIDAS Technology Reviewという形で記事を発信して、テックを盛り上げていく活動を行っていました。その流れでミダスキャピタルでインターンをしていた桝田さんとも出会いがあり、非常に興味深く意義のある取り組みをされていることを知り、意気投合しました。前職でインターン生を受け入れる企画の立ち上げを6年ほど行ってきたこともあり、そこで身につけたノウハウや、学生さんからいただいたニーズを今回も活かせればと思い、お手伝いすることを決めました。

桝田 豊島さんは、これまでエンジニア育成においてかなりのご実績をお持ちの方。そのお知恵やご経験をお借りできれば、より質の高い教育プログラムにできると思いました。

 

――改めて、UTTCの魅力についてお聞かせください。

桝田 なかなか体験することのできない、実務レベルでのアプリケーション開発が体験でき、インターンに結びつけることができるというのが最も大きな魅力だと考えます。リアルな開発経験のあるエンジニアとの接点を持つことは非常に意義のあること。将来的にはUTTCのOB/OGが社会人として活躍し、後輩の学生さんに就職先を紹介したり、キャリアの相談相手になったりするコミュニティとしての機能も果たしていければ、と考えています。

豊島 UTTCの学生は基礎力があり情熱もある。初めてであってもキャッチアップ力や理解度が高いと感じます。厳しい倍率の選考を経て加入してくれているので、その熱量も魅力です。例えば、日曜日の夜でも「この内容について教えてください」とDMが来ますし、課題のレビューの際にも「まだまだ不慣れなので、是非厳しくコメントをいただきたいです」といったコメントをもらったりします。向上心が非常に高いという印象を持っており、そのような意識の高い学生と学んでいけることも大きな魅力だと考えます。

あと、オフラインで集まったときのバーベキューも社会人のおごりでただで食べられます(笑)

桝田 そうですね(笑)。コロナの状況を見ながらではありますが、オフラインではメンバー同士の交流も行っています。そのような場のご提供にもいろいろとご尽力いただいていることもあり、他にない繋がりが生まれているのではないかと考えております。

 

――今後の活動予定について教えてください。

桝田 現在1期生の募集が5月に始まり、5~7月で研修プログラムを受けています。まだまだ手探りで進めている段階でもあるので、皆さんのご要望なども加味しながら、カリキュラム内容等も今後さらにブラッシュアップしていければと考えています。

2期生は、7月から募集を開始する予定で、選考を経て1期生と同様20名弱の募集を予定しています。1期生は83人の応募でしたので、およそ4~5倍の倍率となることが予想されますが、未経験の方でも強い意志がある方はどなたでも参加することができるように選考する予定です。UTTCで身につけることのできるプログラミングや開発のスキルはもちろん、UTTCを通じてインターンに参加することで表に出てこない情報や開発の実際を生で体験できるということも大きな魅力です。
また、エンジニア同士の横の繋がりが得られる点も他にはない魅力となっています。
そこで生まれた繋がりは、ちょっとした相談だけでなく、今後のキャリアにとっても役に立つと考えています。

TwitterやLINE公式アカウントも用意しているので、是非気軽にメッセージいただければと思っています。

豊島 現状UTTCではチーム開発を行っていません。UTTCで力をつけてインターン先に行った後に、チーム開発にトライできる機会はありますが、今後学生側のニーズ次第ではチーム開発系のカリキュラム導入もサポートしていくことを検討しています。

テクノロジーはやはり事業と組み合わせて活きるもの。リアルな開発現場にいるメンバーからのサポートを受けつつ、実際の開発現場に触れることのできるUTTCは他にない経験を積むことのできる貴重な場所です。企業を知るきっかけとしても、社会人との接点としても活用いただけるものであり、カリキュラムの受講からインターンまで体験できるプログラムとなっていますので、是非少しでも興味があれば、チャレンジしていただきたいと思っています。

 

――ありがとうございました。

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