【時価総額100兆円という高みを目指して】ミダスキャピタルの成長に貢献するディレクター 丸山拓也氏インタビュー

ミダスキャピタルでディレクターを務める丸山 拓也さん。日本、米国で10年以上に渡り、M&Aアドバイザーとして数兆円規模の大規模な案件からスタートアップ企業案件まで、さまざまなディールに携わってきました。

これまでのキャリアで学んだことや、ミダスキャピタルへ入社した背景、今後の展望などについて伺いました。

◆プロフィール

株式会社ミダスキャピタル ディレクター
丸山 拓也

同志社大学大学院卒。
学生時代には法学部を飛び級進学し、大学院にて企業買収法制の研究に邁進。2013年に新卒でみずほ証券株式会社へ入社し、約6年に渡ってTMTセクターにおけるM&A アドバイザリー業務に従事。2019年より、米国みずほ証券、M&A Advisory Group へ出向。約5年間に渡り、ニューヨークを拠点にM&Aアドバイザリー業務に従事。業界や規模を問わず、幅広い顧客のクロスボーダーM&A案件を現場で担当した。

2024年6月に株式会社ミダスキャピタルへ入社後は、投資案件ソーシング、企業価値評価・DD、既存投資先支援および金融機関との関係構築業務にディレクターとして従事している。

M&Aプロフェッショナルを目指し、日米での経験を通して築いたキャリア

――まず、丸山さんのキャリアについて教えてください。

2013年に大学院を卒業し、証券会社に入社しました。新卒から10年以上に渡って、一貫してM&Aアドバイザーとして様々な案件に関わらせて頂きました。入社後5、6年ほどは、TMTセクターを担当する部署にて、多種多様なディールを経験する機会に恵まれました。

――新人時代に意識していたのはどのようなことでしょうか?

振り返ってみると、とにかくがむしゃらに取り組んでいたように思います。M&Aは百戦錬磨の経営層にとっても真剣な検討場面であり、“新人扱いされない”のは肌で感じていました。まずは手を動かし、地道な作業も粘り強くやりきって乗り越えながら、少しずつ経験値を高めていきました。

新人といっても、バリュエーションやデューディリジェンスのみならず、M&Aの全てのフェーズに関わっていくので、経験豊富な先輩方のサポートをしながら一連のプロセスを学んでいくことができました。タフな面もありましたが、学生時代から関心のあった分野でもあり、やりがいを感じて楽しんでいましたね。

――2019 年からはニューヨークでの駐在も経験しています。海外出向が決まった背景について教えてください。

クロスボーダー案件を主導できるようになることを、自分のキャリアプランの最重要課題と思っていたので、入社時から海外赴任の機会を強く志望していました。

当時は海外経験がなく、周囲と比べても英語力は相当劣っていましたが、海外で経験を積みたいという自分の気持ちは素直に口にしていました。そんななか、徐々にクロスボーダー案件の担当も増え、経験を積んでいくうちに機会をいただけました。

――海外赴任を通じて、何か学んだことはありますか?

各国特有の論点はありますが、基本的なM&Aプロセスは同じです。ただし、現地で社内外の関係者と関わっていると、プロセスの進め方やスピード感、バリュエーションに対する考え方や重視している点、交渉スタイルなど、これまでスタンダードだと思っていたことが勘違いだったと気づかされる場面がたくさんありました。

さまざまな人が関わるM&Aプロセスの中で、例えば、定量化が難しい事柄に対するリスク許容度の違いや、関係者間で優先度の異なる論点に対して事前に期待値調整しておくことなど、「微妙なズレ」に配慮しながら日本側・米国側双方の信頼関係の醸成に努めて立ち回ることが非常に重要だと思います。こういった機微は、経験を通じなければ理解し難いものでした。

ミダスキャピタルの掲げるビジョンへの共感、唯一無二の機会への挑戦

――ミダスキャピタルへ入社した経緯は何だったのでしょうか?

PEファンドとは仕事でも関わることが多く、漠然と関心を抱いていました。

そんななかでも、ミダスキャピタルは「自己資本のみを運用するファンド」という特徴的な形態をとっており、急成長を遂げている組織でもあったので、興味を引かれて話を聞いてみたのがきっかけでした。

そこで感じたのは、「PEファンド」というよりは新しい形の「起業家集団」という印象でした。今思えば、限られた面談機会の中で理解したことはほんの一部でした。ただ、半永久的に投資先の成長に貢献するためExit戦略はあえてもっていないこと、時価総額100兆円の企業群を目指すという壮大なビジョンを掲げていること、
オーナーファンドという仕組みで仲間を増やす手段を持ち、他に例を見ない勢いで成長を遂げてきた実績などを聞いて、直観的に大きな期待感を感じ、唯一無二の機会だと感じて入社を決意しました。

――実際に入社してみて、現在どのように感じていますか?

M&Aを主軸としつつも、キャリアの幅を広げたいと思っていた私にとっては、これ以上ない環境です。入社して半年ほど経ちましたが、想像以上に密接かつ頻繁に、ミダス企業群をはじめとした経営層の方々と議論する機会があります。

さまざまな分野のトップレベルの人材が集まっているからこそ、課題や悩みが共有されると、誰かの中から何らかのアイデアが湧いてくる。そんな相互扶助の仕組みが非常にうまく機能しているのを目の当たりにしています。とても刺激になるし、日々学ぶことが多いです。

最速で成長を遂げていくために。M&Aを通じて貢献したい

――ミダスキャピタルにおける丸山さんのミッションを教えてください。

企業群の時価総額を最大化していくことがメンバー全員共通の目標であり、私のミッションでもあります。その手段の一つとして、まずは経験を活かしてM&Aによる企業群の成長に貢献していきたいと思っています。

私の所属する投資本部では、新規の投資案件から、投資先企業のロールアップ候補の検討も含めて、多くの潜在的案件に関わります。杓子定規の価値評価やリスク分析ではなく、どうすればこの事業を成長させられるかというポジティブな観点で検討する姿勢を大切にしたいです。

――最後に今後の展望について教えてください。

ミダスキャピタルは加速度的な成長を遂げていて、取れる選択肢が広がっているからこそ、検討する案件のサイズも大きくなっています。

上場会社関連の案件、海外案件など、規模が大きくなってくるにつれ複雑な案件も増えていきます。
10兆円、100兆円規模の企業群を作るという目標を常に見据えながら、ミダスキャピタルにとって新しくチャレンジングな取り組みについても成功させていくことで、ミダスキャピタルと企業群の成長に大きく貢献していきたいです。

これまでもミダスキャピタルとその企業群は、M&Aを通じて新しい仲間をたくさん増やしています。私たちはとんでもなく大きな目標を掲げていますが、それに近づいていく過程でさらに多くの仲間が増えていくはずなので、その過程も楽しみながら、目標に向かって頑張っていきたいと思います。

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