エクセレント・カンパニーへの挑戦 気鋭のマーケティング・カンパニー株式会社AViCとは

株式会社AViC(エイビック)は、デジタルマーケティング事業を展開する注目のスタートアップ企業だ。2020年8月には、みずほ銀行が創設したイノベーション企業を表彰する「Mizuho Innovation Award」を受賞している。

同社は、2018年9月にミダス企業群に参画。ミダス企業群の中で急成長した背景には何があるのか。市原創吾代表取締役社長と笹野誠取締役CFOに話を聞いた。

 

◆プロフィール

株式会社AViC 代表取締役社長
市原創吾氏

2009年、青山学院大学理工学部を卒業後、株式会社サイバーエージェントに入社。広告事業部門にて複数の大手クライアントを担当し、インターネット広告を中心としたWebマーケティングにおけるコンサルティング業務に従事。その後、マネジメント業務にも携わり、2015年に局長に就任。2018年4月、株式会社AViCを設立、代表取締役社長に就任。

 

株式会社AViC 取締役CFO
笹野 誠氏

2010年、東京大学を卒業後、株式会社みずほ銀行に入社。大企業営業に従事の後、2015年みずほ証券株式会社にてテレコム・メディア・テクノロジーセクターのカバレッジとして投資銀行業務に従事。2020年1月にCFOとして当社入社、2月より取締役に就任。

 

「結果」を提供することにどこまでもこだわった集団

市原創吾代表取締役社長

――最初に、AViCの事業内容を教えてください。

市原現在はデジタルマーケティング事業を展開しております。ですが、個別のサービスは手段の一つでしかありません。当社は、クライアント企業に「結果」を提供することにどこまでもこだわった集団です。目的はあくまでクライアント企業に「結果」を提供することにあります。「結果」とは、突き詰めれば、クライアント企業の経営指標、P/Lに他なりません。当社のサービスを通じ、クライアント企業を「勝たせる」ことこそ、当社が提供すべき本質的な価値であると考えています。

お客さまの事業が続く限り、マーケティング活動は続きます。長期で伴走しながら成長の一助になれたらと思っています。

 

大手金融機関を辞めて株式会社AViCで新たな挑戦へ

笹野誠取締役CFO

――CFOの笹野さんは昨年1月に入社されています。前職は大手金融機関で働かれていたそうですが、なぜAViCを選ばれたのでしょうか。

笹野大学の先輩から代表の市原を紹介されたことがきっかけで、当社と出会いました。当時の私は、新卒で入社した大手金融機関で商業銀行業務や投資銀行業務を経験し、次のキャリアを考え始めていたタイミングでした。お誘いいただいた当初は、当社のことも知りませんでしたし、正直言って、ピンときてはいませんでした。しかし、市原や複数の社員と話していくうちに、少しずつ意識が変化し、出会って3カ月後にCFOとして入社することを決めました。

私は、市原のビジネスに対する考え方が、非常にまっとうで、素晴らしいなと思っています。壮大な夢やアイデアを語って終わりではなく、具体的にどう進むか、自分が何をやるかを真面目に考え続けている。社長が地に足がついているから、この会社は必ず成長すると思えました。

そして、働く社員のマインドの良さも入社を決めた大きな理由の一つです。みんな素直で真面目で、一緒に働いていて気持ちがいいんですよね。全く嫌な気持ちにならない。同じ目標に向かい、長い時間を共に過ごすわけですから、一緒に働く人はとても大事です。若いメンバーの成長を側で見れることも、自分の成長にも繋がっていると感じています。

 

市原:当社が今順調に成長できているのは、確実に社員それぞれの”人の力”です。ビジネスにおいて人の信頼は非常に大事だと思っているので、信頼している先輩から紹介してもらった笹野には全幅の信頼を置いていますし、笹野以外の社員との出会いに関しても、本当にご縁に恵まれているなと思っています。

 

――笹野さんは、入社後どのようなことに取り組まれてきましたか?

笹野私が入社したときは、社員数が15人ほど。社内の規則やルールもまだ整備されていない、いわば無法地帯でした(笑)。前職とは何もかもが違いましたが、そもそもベンチャー企業とはそういうものだと思って入社しましたし、ギャップは感じませんでした。むしろ楽しみながら、まずは管理本部チーム、経営メンバーの採用に着手しました。

結果として、常勤監査役としてマザーズ上場経験のある管理部長、4大会計事務所出身の常勤監査役、マザーズ時価総額Top3の企業の現職CFOである社外取締役、4大法律事務所の現職パートナーである社外監査役の方など、優秀なメンバーに参画してもらうことができました。

 

人材採用が、成長の原動力

 

――採用を非常に強化されているんですね。

市原そうですね。社員は3年で50人程度に増えました。今後2年で、さらに組織を拡大する予定です。今、私は自分のことを、「採用担当」だと思っているんです。採用が何よりも重要。日々、候補者探しや面接に時間を割いています。

中途採用においては、様々なマーケティング企業で大活躍しているメンバーがどんどん当社に入社してくれています。まだまだ成長の途上、成長をし始めたばかりの当社に、この会社は大きく成長するのではないか、という期待感、確信を持って入社してくれています。

また、中途採用だけでなく新卒採用にも非常に力を入れています。当社では創業2年目から新卒採用を開始し、当時無名の会社であったにもかかわらず、初年度に5人が入社してくれました。

初の新卒社員は、すでにチームリーダーとなりマネジメント職も担っています。お客さまからの信頼も厚く、当社の営業のエースに成長しました。「いい新卒採用は、こんなに会社の成長に直結するんだ」と実感できたこの経験は、かけがえのないものでした。

 

笹野当社では、内定者時代から、インターンとしてキャリアをスタートしていただき、社員と変わらない業務をこなしてもらっているんです。お客さまの前にもどんどん立っていきます。

お客さまの前に立つ責任は段違いですが、その分やりがいもあり、成長スピードも速い。商談に臨むと、メンバーの顔つきがどんどん変わっていくのを感じます。もちろん大変なこともあるでしょうが、成長意欲が高いメンバーが揃っているので、皆与えられたチャンスを楽しんでくれています。伸びている企業の変化の渦中にいるのってすごく楽しいことだと思うんです。私自身が当社の新卒を羨ましく思うくらい、チャンスに恵まれた環境だと思います。

 

――創業2年目から新卒採用を開始するのは早いですね。

市原ある尊敬する経営者たちから「新卒採用は絶対やるべき」と言われたんですよね。それで、思い切って挑戦しました。

私は、尊敬する経営者からの一見無茶なアドバイスは、必ずやってみようと思っているんです。自分たちよりずっと先の景色を見てきた経営者が勧めてくれることには、必ず意味があると思っているからです。自分たちで考えられる範囲のことだけをやっていても、想像を超える成長はできない。だから、まずはやってみようと決めているんです。実際に、アドバイスを信じて新卒採用を行ってみて、想像していなかったような優秀な人材と出会えました。

創業2年目から思い切って新卒採用を初めたことは、当社にとってすごく大きなブレークスルーだと思っています。

 

笹野成長できる環境が当社にあるという認知が少しずつ広がってきていて、2年目には約150人、3年目の今期は約1,100人の応募がありました。このまま、新卒採用を会社の成長の起爆剤にしていきたいですね。

 

ミダス企業群にいるからこそ見える景色

 

――他企業の経営者からの刺激が受けられることも、ミダス企業群に入るメリットのひとつなのですね。

市原それは大きいですね。そもそも起業を決意したのも尊敬する経営者であるBuySell Technologies(バイセルテクノロジーズ)の岩田社長からのアドバイスがきっかけでした。

ミダス企業群の中には、すでに上場を経験していたり、数百億円規模の経営経験のある経営者が多く、刺激を受けることばかりです。例えば株式会社GENDAのM&Aには、「こんな成長の方法があるんだ」と驚愕しましたし、SheepMedical株式会社のスピード感あるグローバル展開は、「自分にはない発想だな」と視野が広がりました。

自分にはない経営の視点をミダス企業群にいる様々な企業の経営者から得られるんです。それを知れるかどうかで、3年後の姿はガラリと変わっちゃうだろうなと思いますね。

そして経営を行う上で、陥りがちな落とし穴を予め教えてもらえるのも、非常に心強いと感じています。組織を拡大する過程で、他企業の経営者が見てきた落とし穴を、事前に回避できていることが、確実に今の成長に繋がっています。

 

笹野私はCFOとして社内規程やガバナンスをどうやって作っていけばいいのかを、じげんでCFOを務められていたミダスキャピタル取締役パートナーの寺田修輔さんや他社のCFOに相談することが多いのですが、的確なアドバイスが返ってきて非常にありがたいです。

ミダス企業群の仲間同士のスキルアップのために、様々なアドバイスをし合えるというのは素晴らしいことですね。些細なことも気兼ねなく聞ける環境だと思います。

特に驚かされるのは、寺田さんの業務スキルの高さです。以前から親交があり、素晴らしい経歴も知っていましたが、実際の業務を間近で見ると「こんな風に考えるんだ」「こう動くんだ」と具体的な部分がわかって、改めてその凄さを実感しました。ただの情報交換や勉強会で終わらない、一歩踏み込んだ形でのサポートが受けられるので、より糧になる学びが多いと思います。今は助けてもらうことばかりですが、今後は私からもミダス企業群の他社のCFOにも恩返ししていきたいですね。

 

市原その他に、人脈の紹介というのも大きなメリットです。そのマッチングの目利きの精度はすごいです。組織拡大の各フェーズを経験されている他企業の経営者からの「今必要な人材はこんな人だ」というアドバイス・人脈のご紹介は当社にマッチしていることが多く、今の当社の会社規模では出会えないような優秀な候補者にも出会えました。

自分の知見や人脈がない領域での採用は、信頼できる人から紹介いただくと、すぐに適切な候補者に出会えるし、スキルレベルにも間違いがないです。事業課題まで共有できている方からの人脈の紹介というのは、ミダス企業群にいるメリットだと思っています。

 

目指すは「令和を彩る会社」

 

――最後に、株式会社AViCの今後の展望を教えてください。

笹野今はとにかく採用を重視しているので、「学生が入りたい会社ランキング」で1位になりたいですね。待遇が良いだけでも、入社難易度が高いだけでもダメで、いろんな要素をミックスして人を一番大事にしている会社が総合得点で1位を獲得する。そこに当社が到達できるよう採用・育成にはこれからもコミットしていきたいですね。

また、ただ人を増やすだけじゃなく、一人あたりの生産性向上も追求していきたいと思っています。付加価値を高めながらも、業務効率化を進め、デジタルマーケティング業界のDXを実現したいです。

 

市原私は当社を令和の時代を彩る会社にしたいと考えています。当社は、「令和」という新しい元号とほぼ同じタイミングでできた会社なので、この時代を彩る会社になりたいと思うんです。

ですが、今はまだ当社としての文化を形成していかないといけないタイミングにあります。仕組みやルールを整えて、型を作っていきつつも、それを超えた成長ができる環境を整えたいですね。創業数年という今この時期だからこそ得られるチャンスや、味わえる成長がある。社員の成長が会社の成長に繋がり、その先に必ず光があると信じています。

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