ミダスキャピタル主催イベントに参加して入社を即決。多様な人材と独自スキームで心躍る会社

ゴールドマン・サックス証券株式会社を経て、2021年10月に株式会社ミダスキャピタルにジョインした久山貴久氏。学生時代の原体験、ミダスキャピタルにジョインした決め手、現在の活動や将来の展望についてお話を伺いました。

◆プロフィール

株式会社ミダスキャピタル ディレクター
久山貴久(くやま・たかひさ)氏

2018年4月、ゴールドマン・サックス証券株式会社入社。投資銀行部門アドバイザリー・グループにてM&Aのアドバイザリー業務および株式・債券等による資金調達関連業務に従事。 2021年10月、株式会社ミダスキャピタル入社。投資本部にて案件ソーシング、企業価値評価、DD(デューデリジェンス)、契約交渉業務、既存投資先支援等に従事。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。

 

専門性や環境を重視して外資系投資銀行の世界へ

 

――現在のキャリア観の元となった学生時代の原体験や、キャリアに対する考え方についてお聞かせください。

就職活動で意識したのは、専門性と思う存分働ける環境かどうか。自分のキャリアビジョンとして”生涯現役”というテーマがあり、そのためには自分の武器や専門性を身に着けておく必要があると感じていました。また、中学から大学まで部活動で取り組んだ弓道の経験から、自分は不器用で結果を出すために時間をかけて考えることや練習量が必要であることを強く認識していたため、たくさん働ける環境が良いと考えていました。部活動でのキャプテンの経験を含め、組織の意思決定を担う立場を務めさせていただくことがあったため、漠然と将来的には意思決定に携わる立場になりたいと感じていました。ビジネスに置き換えると「経営」に関係が深いと感じ、専門性や環境の観点でコーポレートファイナンスや外資系に着目し、最終的に外資系の投資銀行を就職先として選択しました。

 

――ゴールドマン・サックス証券ではどんなお仕事を担当されたのですか。

前職では、多様な手法を用いた資金調達やM&Aに携わることで、コーポレートファイナンスの可能性を強く感じることができました。クロスボーダーM&A(国境を越えるM&A案件のこと)や日本の大手上場企業などを担当していたこともあり、携わる案件も数千億円規模の案件ばかりでした。経営のダイナミクスも肌で感じ、直接関与できたことは非常に貴重な経験となりました。

 

――なぜ転職しようと考えたのでしょうか。

もともと3年で一度自身のキャリアを見つめなおそうと考えていたので、フラットな目でさまざまな企業について検討を始めました。国内外のファンドやスタートアップ企業など、魅力的な機会はたくさんあったものの自分の中で決め手がなく、ゴールドマン・サックス証券自体も好きだったので、「このまま、今の会社で続けていこうかな」と思い始めていました。

 

ミダスキャピタル主催のセミナーで「この会社しかない!」と確信

株式会社ミダスキャピタル ディレクター 久山貴久氏

 

――ミダスキャピタルについて知ったのはいつ頃のことですか。

2021年7月にミダスキャピタルが主催していた「CFOキャリアセミナー」がきっかけでした。セミナーでは上場企業のCFOが登壇され、CFOになった経緯や現在の仕事内容などを聞くことができました。セミナー終了後、モデレーターを務められていた寺田修輔さん(当社取締役パートナー)とお話しする機会があり、ミダスキャピタルについてご説明いただきました。

かなりユニークなスキームで企業群を形成していることを知り、この先、どのような世界が広がっているんだろうと期待が膨らんでいきました。自分の専門性を生かしながらも未知の領域に挑戦することができる、非常に面白い会社だと感じ、「ここしかない!」と確信しました。

 

――具体的に、ミダスキャピタルのどんな点に魅力を感じたのでしょうか。

中長期的な投資を行い、成長を実現していくスキーム自体がとても興味深いと思いました。短期的な利益よりも中長期的な成長を重視する投資スタイルは自分が求めていた姿でもありました。また、収益の一部をミダス財団に寄付してベトナムでの学校建設などの支援活動を行っている点も魅力的でした。

自身のキャリアや成長という観点では、まず、これまで培ってきたコーポレートファイナンスの知識が生かせること、そして、未上場企業のファイナンスについて「まだ理解が深まっていない、解像度が上がってきていない」と感じていた自身の課題についても、複数の事業会社のファイナンスに携わることができる土壌がありました。さらに自身で大きな裁量を持ち、責任を持って仕事ができる点にも惹かれました。

 

――たくさん魅力を感じた中で、最終的に転職の決め手となったのは?

決め手は人でした。経営メンバー然り、投資先の方々然り。さまざまなフィールドで結果を残してきた優秀な方々ばかりです。新しい環境に不安もありましたが、このような方々と助け合いながら努力していけば、どんな困難も乗り越えられると感じました。

前職では、社内外問わず特定の部署の方としか接点を持つことができませんでしたが、ミダスキャピタルでは投資先の経営、マーケティング、エンジニアなど各分野のスペシャリストと接する機会が多分にある。たくさんの出会いの中で多くの刺激を得られそうだと思いました。

 

――入社にあたり、託されたミッションはどのようなものでしたか。

新規投資案件のソーシングからデューデリジェンス(投資対象の価値やリスクを調査すること)、バリュエーション、ストラクチャリング、契約書交渉までの一連のプロセスを主導することです。ファンドとして意思決定するために必要な情報を確認して報告するとともに、検討していた投資案件に関するファンドの組合員への説明も入社してすぐに担当しました。その他、投資先へのファイナンスやガバナンスを中心としたサポートや採用活動も主導しています。そして、自ら希望したミダス財団の活動などにも携わっています。

 

――入社してみて感じることについてお聞かせください。

特に、人を巻き込んでいく、プロアクティブに行動していくという点で多くの学びがあると感じます。

企業の本質は、社会課題を解決していくこと。日々の仕事の中でも常に企業をよりよくするために考え、行動していくことが投資先にとっても中長期的なサポートにつながっていくと思いますし、よりクオリティの高い支援にもなると思っています。そのことは、自身のキャリアにもプラスに働いていくと思うので、試行錯誤しながらも少しずつアクションを起こしていきたいと思います。

 

――採用関連では具体的にどんな活動をされていますか。

採用関連のセミナーや各種イベントの企画・運営をしています。直近では東大金融研究会との共催イベントを主導し、今年3月に実施した「PEファンドM&Aジョブ」では、学生たちに実際にM&Aの提案を考え、プレゼンしてもらいました。初めての試みだったこともあり、そのような前例を作れたことは新鮮な経験でした。

 

――財団の活動についてお聞かせください。

ミダス財団は、貧困などの社会問題を解決するための支援活動を行っており、ミダスキャピタルの収益の10%を財源としています。

直近ではベトナムに学校を建設するプロジェクトがあり、2022年も数校の建設を予定しています。国内でも子ども食堂への寄付や、コロナ禍でマスクが不足している地域へのマスクの配布などを行いました。

実は大学時代に法学部政治学科を専攻し、発展途上国の政治について研究していました。当時から、いつか発展途上国にも携わりたいと漠然と考えていたので、ミダス財団がそのような支援活動をしていると知り、より興味を持つようになりました。

財団での活動では実務全般を担当しています。ミダス財団のあるべき姿や、どのような支援が最も本質的なのか、また外部団体とどのように連携していくかについて日々考えています。

 

――今後の目標についてお聞かせください。

今もすごく仕事に対して前向きに楽しく取り組めていますが、もっと楽しいことや面白いことを見つけていきたいです。現在携わっている業務の中にあるのか、それ以外にあるのかも分かっていないので、様々な活動に携わっていきたい。時間を忘れて没頭できるような領域を見つけていけたらいいなと思っています。

 

――ミダス企業群への転職を検討されている方々へのメッセージをお聞かせください。

非常にユニークなスキームで運営しているので、その点でも大変魅力的だと考えています。まだ若い企業で、たくさんの可能性も秘めています。まだ見ぬ世界に対してのわくわく感、期待感が持てる会社です。人を大事に考えている組織でもあるので、新卒含め採用にもかなり力を入れています。多様なバックグラウンドを持つメンバーがそろっており、さまざまな知見の共有もできますし、多くのチャンスもある。あらゆるチャンスをつかむことができる企業だと思うので、是非、前向きに検討いただけるとうれしいです。

 

――ありがとうございました。

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