「ミダスキャピタルビジネスコンテスト2022」レポート

優れた才能を持つ若い人材を発掘したい——。そんな目的から、株式会社ミダスキャピタルは大学生・大学院生を対象にした「ミダスキャピタルビジネスコンテスト2022」を2022年7月6〜8日にわたって開催しました。

数人ごとのチームに分かれてビジネスプランを練り、審査員であるミダスキャピタル及び投資先企業の経営陣の前でプレゼンテーションを行うというもの。コンテストを通して、スタートアップ起業のようなZero to Oneの事業創造とプロフェッショナルファーム就職のような世界水準のビジネススキルの習得を同時に体験できます。

優勝賞金100万円のほかに、学生の希望に応じて審査員らが所属する企業にインターンとして参加できる特典があります。2020、21年に続いて3回目の開催で、今回の参加者は総勢22人。メンバーのほとんどが初対面という状態で、一からチームを作り、3日間かけてプレゼンに挑みました。

 

司会とメンターを務めた株式会社ミダスキャピタル投資本部ディレクターの久山貴久からは、開催概要の説明があった

 

「資本金は1億円。5年後に株式時価総額100億円になる事業プランを策定せよ」

コンテストで学生たちに与えられたケース課題は、「資本金1億円を元手に、5年後に株式時価総額100億円になる事業プランを策定せよ」。半年以内の創業を仮定し、事業計画は5年分策定すること。さらに追加の資金調達の条件など、複数の前提をもとにそれぞれがプランを磨き上げます。限られた時間の中、最大限の力を発揮しようと奮闘する学生たち。その横にはミダスキャピタルのメンバーや投資先経営陣が寄り添い、これまでの経験をもとにアドバイスをします。

メンターとして登壇したミダスキャピタルの瀬尾真矢は、「時価総額とは何か」「マルチプルとは?」など、ビジネスの経験がない学生にも分かりやすく解説。さらに「株式時価総額100億円というのは一つの目安。みなさんには中長期的に1000億円を超えられるような事業をぜひ作ってほしい」とエールを送りました。

課題に取り組む学生たち。真剣に議論しながらも、特に笑いがこぼれるなど、終始和やかなムード

株式会社ミダスキャピタル 投資本部 瀬尾真矢

 

コスメ、農業、“推し活”、ペット。それぞれのアイデアが光る


あっという間に迎えた最終日。いよいよ審査員へのプレゼンがスタートしました。チームAが発表したのは、「ユーザーそれぞれに最適化する男性向け美容情報サイト」。きっかけは、チームメンバーの男子学生がスキンケアやコスメによって自分に自信が持てたことだそう。立案の背景にはメンズ化粧品市場や化粧品EC市場が伸びているという事情もありますが、「男女を問わず理想の自分を表現することができる社会にしたい」と熱く語る姿が印象的でした。

「ユーザーそれぞれに最適化する男性向け美容情報サイト」を提案したAチーム


チームBは農業に着目。出荷から販売までをサポートし、農業従事者の利益を最大化するプラットフォームを提案しました。飲食店を紹介して販売先を安定確保する、マーケティングを代行するなど、農業従事者のノウハウやリソース不足を補うといいます。近年はスマート農業やアグリテックなどの市場が拡大し、農業も新たな分岐点を迎えています。メンバーは「DXの力で日本の第一次産業に明るい未来をもたらしたい」と意気込みました。

「農業従事者の利益を最大化するプラットフォーム」を提案したチームB


チームCが考えたのは、アイドルのファン活動、いわゆる“推し活”のコミュニティ事業。ファンどうしがつながるプラットフォームをつくり、“推しの誕生日”を祝うイベントなどを主宰しやすくするのが目的だと話します。自身もアイドルグループのファンだった経験を持つチームメンバーは「ファンからも一目置かれる『有名なファン』がいる。そうした存在になりたい(ファンからもアイドルからも存在を知られたい)という需要があるのではないか」と分析しました。

「推し活」のコミュニティ事業を提案したチームC


チームDの提案は、「ペットの体験型ブリーダー直販サービス」。日本でも諸外国のようにペットショップを介さずにブリーダーから購入する動きが広がっています。すでに同様のサービスもありますが、「写真や価格が並んでいるだけで、実際にペットショップで買うようなワクワク感が少ないように感じた」と市場の課題を指摘。そこでライブ配信などを取り入れ、動物たちの魅力がより伝わりやすいプラットフォームをつくりたいと話しました。

「ペットの体験型ブリーダー直販サービス」を提案したチームD

 

学生たちが語るストーリーに、審査員も感動


全ての発表を終えたところでいよいよ審査に入ります。あくまでコンテストとはいえ、熱のこもったプレゼンに胸を打たれた審査員も多かった様子。各チームの着眼点や今後の可能性について、熱い議論が繰り広げられます。


審査の結果、「ペットの体験型ブリーダー直販サービス」を考案したチームDが優勝。同チームには賞金100万円が贈られました。優勝の理由として、株式会社ARETECO HOLDINGS 代表取締役の高木健作氏は「ペットの動画を使うことでマーケティングコストが下がるという仮説が気に入った。(ペットは)難しい市場だと思うが、とてもいいアイデア」と評価。チームDのメンバーは、うれしそうな笑みを浮かべながら聞き入りました。


審査員からは参加した全チームの健闘を讃える声も多く挙がりました。株式会社ミダスキャピタル 代表取締役パートナーの吉村英毅は「どのチームも深く検証していて素晴らしかった。推し活のコミュニティも、ニーズがあるなかでプラットフォームがないという指摘があり、『試してみる価値があるかもしれない』と思わされた」と振り返ります。株式会社GENDA 代表取締役社長の申真衣氏は「3日間でこれだけのものをつくれるのは素晴らしい。自信を持って社会に羽ばたいてほしい」と絶賛。


また、自身がスタートアップの経営メンバーとして投資家に自社の事業をプレゼンする立場にあるという株式会社フードテックキャピタル 取締役兼CSOの井上佳代氏は「みなさんが語るストーリーに感動してしまった。私も 『このビジネスをどうしてもやりたい』という姿勢を忘れてはいけないと改めて気付かされた」と、深い感心を示しました。

(左から)審査員を務めた高木健作氏、申真衣氏、井上佳代氏、吉村英毅

優勝したチームDのメンバー

参加した学生からは「​​新規事業立案のビジネスコンテストの面白さを体で感じた有意義な3日間だった」「難しい課題だったが、ユーザーの視点やマネタイズポイントのアイデアを考えるきっかけになった」「この3日間で得た、『どこでどうやって確実に利益を出していくのか』という視点を今後に生かしたい」という感想が集まりました。

コンテストの参加者には、ミダスキャピタル及び投資先企業群でのインターンや、「プロ経営者コース」への案内もありました。これはミダスキャピタルが2023年4月の新卒採用から新たに取り入れる制度で、同社及び投資先企業群の経営者のメンタリングを受けながら、経営のプロフェッショナルを目指すというもの。プロ経営者コースに興味がある方は、ぜひ今後のビジネスコンテストやミダスキャピタル主催のイベントにご参加ください。

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